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「ファンタジー」編

「ファンタジー」・・・実は難しい分野だったりします。

トールキン編
いろいろ調べ足りないところとかありますが、ご勘弁ください・・・
「こんな間違いは許さん!」というのがありましたら、
どうぞ掲示板のほうへお願いします。
書籍名
指輪物語(「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」)
著者 J.R.R.トールキン(訳:瀬田貞二・田中明子)
出版社 評論社
初版
お値段 文庫は全9巻、各700円。
コメント
偶然手に入ってしまった「一つの指輪」。 強力な力の指輪であり、また滅びの指輪でもあるこの「一つの指輪」を手にしたホビット族のフロドは、これを「滅びの山」の火口へ捨てに行くことを決意します。
しかし、そこは、冥王サウロンの本拠地でもあるのです。
指輪を利用しサウロンに対抗すぺきと考えるボロミアとの行き違いや、オークの襲撃などで、旅の仲間は離散。次々におそい来る冥王の探索の手。
さて一行の運命やいかに?

これは20世紀最高のエピック(=叙事詩)ファンタジーと呼ばれています。
・・・・その名声にたがわず・・・長いです(爆)
15年程前に、一度挫折しましたが、映画化の助けもあって、読み通すことが出来ました。

作者トールキンは何かを「指輪」に例えて書いたわけではないのですが、
それゆえに、この物語は広がりを持ち、
今生きているこの世界にとって、「指輪」とはなんなのだろう・・・
また、自分は、指輪をもとめるだろうか、手に入ったら捨てられるだろうか、
使うとしたら何に使うのだろうか・・・・

などと考えてしまいます。
もし、何かを「指輪」に例えて書いたのだとしたら、その何かが、分かった時点で、この物語は意味を失うでしょうね・・・

書籍名
農夫ジャイルズの冒険
著者 J.R.R.トールキン(訳:古田新一)
出版社 評論社
初版 1991年10月20日
お値段 500円(当時・税込)
コメント
「指輪物語」を書き終えた後、息抜きに書いたといわれる作品です。
こちらは「指輪」を読み終えたあとに息抜きに読んだという・・・
じつは抱腹絶倒だったりします。
王様とか騎士とかが、どっかの国の政治家のようにだらしなくて強欲で、そのくせ いばりんぼで、結局ぜんぜん役にたたなかったり、どこの国だよぉ
命乞いをする龍が、市場のセリのように保釈金を値下げしようとするところとか。

ところで、トールキンって粉屋が嫌いなのかなあ・・・?

書籍名
星をのんだ かじや
著者 J.R.R.トールキン(訳:猪熊葉子)
出版社 評論社(てのり文庫)
初版 1991年4月23日
お値段 480円(当時。税込)
コメント

ケーキの中に入った謎の星を飲み込んだ子供。
そのおかげで、妖精の国にいけるようになるのです。
そしてその星は、あらたな子供に引き継がれ・・・

結局、星の意味が最後までわからなかった菓子職人の元親方が、
物語のラストを引き締めてますね。


ハリー・ポッター編
とりあえず、第1作を読むまで、態度は保留です。
今のところ、あんまり好意的ではありませんが。
書籍名
ハリーポッターと秘密の部屋
著者 J.K.ローリング(訳:松岡佑子)
出版社 静山社
初版 2000年9月19日
お値段 1900円
コメント
いきなり第2作目から読むのは間違いだったか・・・
解説の「第一巻の「賢者の石」を読まなくても十分に楽しめるが」というのは、ウソだと思う・・・まあ、「三分」ぐらいかな・・・映画をみとけばそうでもないんだろうけど。
ふつうに面白いような、それほどでもないような。
はりめぐらされた伏線が、最後になってすべて結ばれていく様子は、
面白いと思うべきところなんでしょうが・・・・

とりあえず、空飛ぶ自動車の謎は、解けました。
自動車そのものは、非魔法世界のもので、それに、魔法世界の人が、魔法をかけて空を飛べるようにしたのだそうです。(この行為は「違法」なのだそうですが)
(科学と魔法は両立しない、だから空飛ぶ自動車は変だ)と思ってましたが、
この世界では、魔法使いは魔法使いだけのコミュニティを作っているそうです。
両立しているのではなく、別々に存在していて、ときたま、その二つの世界が交じり合う、だから面白い、ということかな。
・・・でも、読んだ限りでは、魔法世界は、すでに、ずいぶん科学世界の影響を受けているようですけど。動く写真とか。

「手に汗握るクィディッチの試合」も、それほどでもないです、本を読んだ限りでは。
第1作のは面白いのかもしれない・・・

「穢れた血」にしても、そんなに深刻な話ではなく、
最後に、悪玉をゲシゲシとやって終わりのような。

刷を重ねている割には一部誤植気味のルビとHTML顔負けのフォント変換に苦しみながらも、
とりあえずラストまでは読めましたが、
そこまで引っ張ったのは、ファンタジーの面白さでも、キャラの魅力でもなく、
推理小説の面白さだったような。

・・・最後に一言言わせてください。
こんな学校、イヤ。登校拒否。
とくに、自分の本を生徒に強制的に買わせるロックハート(*1)という教師が、ローリング氏に重なり合ってしまう・・・

――ローリング氏はこう言う。
「私の本が、子供にビデオゲームを忘れさせ、読書に夢中にさせていると聞かされる時、私は一番幸せで、光栄に思う。」

じゃあ、なんでハリー・ポッターのゲーム化を許諾したんです?
・・・答えはこの文章自体にあるような気がする。

私の本が、子供にビデオゲームを忘れさせ、読書に夢中にさせていると聞かされる時、私は一番幸せで、光栄に思う。」

つまり、

「私の本」のビデオゲームが、子供達から、ほかの著者の本を読む時間を奪っても、「私は」幸せだ。

と、深読みできる。・・・できるか??

(*1)ちなみにロックハートの著書「き妖怪バンシーとのウな休日」「グールお化けとのクールな散策」(以下5冊略)は、いちおう韻を踏んでいるようなのだが、今ひとつ訳が面白くないような。原文に逆翻訳してようやく笑えると言うのも・・・
リーは、やく行かなければならない」(だったかな?)も、多分、
「Harry must be hurry.」とかなんだろうな・・・
「キュウリに求婚」級の訳はそう簡単には出来ませんが。
ロックハートの本が7冊ってのも、ハリポタの冊数と同じだよな・・・
ロックハートがローリングに重なり合ってしまうのではなくて、
著者自身が意図的に重ね合わせているのかもしれない。



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